2020年のスギ・ヒノキ花粉の東京の飛散予想は、例年よりすくなく、昨年の2/3程度の予想です。ただし、飛散しないのではありませんので対策は必要と言われています。例年に比べて、対策をとっていればひどくなる日数は少なくなると思われます。
1月になり、すでにスギ花粉の飛散は開始しておりますが、本格飛散開始は2月の中旬ごろの予想です。
飛散前の対策としては、初期治療として、飛散予想日の7-10日前から予防内服薬を用いることで、花粉症発症を抑えたり、軽くすることができます。(一旦症状がひどくなってしまうと、治療効果が出るまでに時間を要してしまいます。)
1月中に受診していただくと、お薬処方とともに、服用開始期日をご指導さし上げます。
1月1日からの日中最高温度の積算が400℃を超えるとそろそろ飛散開始といわれております。今年は暖冬のために、この温度に達するには早いかもしれません。
下記サイトに、積算温度の分布図が示してありますのでご参考にしてください。
ハンノキは身近な公園、山地など日本全国に植生し、1~6月の長い期間に花粉を飛散します。また、OAS(口腔アレルギー症候群)の交叉アレルゲンにもなり、リンゴ、モモ、メロン、ヘーゼルナッツなどを食べると、口の中がいがいがしたり、アレルギー症状を起こすことがあるといわれています。
ハンノキアレルギーがあるかどうかは、血液検査でわかります。